またNo. 1~20を思い出すような感じの練習です。
No. 24 - 29, 『グルリット 初歩者のための小練習曲』, pp. 14 - 15.
24~28番がほぼ2分音符で、
29番だけほぼ4分音符。
ほぼそのまま5本指で弾ける範囲(+ちょびっとだけ指くぐり有り)の音階練習です。
(↑「ほぼ」使いすぎ…)
感想というか疑問というか
一通り弾いてみて思ったのは、グルリットさん、まんなかより一個高いド(C5)好きだなあってことw
あ、でも『バイエル』もチラ見した感じでは一個高いドが多かったような…
もしかして昔の人(19世紀人)は高い音が好きだったのか?w
んー…初心者にはC5から覚えさせるのが、当時のトレンドだったんやろかー?
さてさて、じゃあ、個別の曲の話いきまーす。
1~20番であったみたいに対の曲というか、いくつかの系統に分かれてるみたいです。
<ユニゾン系>
No. 24
これまでと同じくト音記号は高い範囲(C5~G5)
とヘ音記号は、C3~G3。
まんなかは開けて
両手一緒に
ド~レ~ミ~ファ~ソ~ファ~ミ~レ~ド~レ~ミ~ファ~ソ~ソ~ド~~~
No. 25
今度は、右手「C4~G4」と左手「C3~G3」
やっと一般的な範囲の登場ですw
また両手一緒に
ド~ミ~ソ~ミ~ド~ミ~ソ~ミ~ファ~レ~ソ~ファ~ミ~レ~ド~~~
<「対位法的練習」系>
う…来たよ…「対位法的練習」…
No. 26
No. 11を思い出す。
あれは苦労したなぁ…
でも弾いてみたら、意外にも今度は簡単に弾けました!
(我ながら、ちょっとは上達してるんだなあw シミジミ…)
また右手は一個高い範囲(C5~G5)を弾きます。
後半ちょっとだけ指を開きます(といっても鍵盤1個分だけど)。
4指(薬指)でド(C3)を弾いたあと、2指(人差し指)でファ(F3)
<模倣形式系>
次の2曲はNo. 12を思い出す感じ。
No. 27
ド~レ~ミ~ファ~ソ~ファ~ミ~レ~ド~ファ~ミ~レ~ド~シ~ド~~~
右手が1小節先行して、左手が追いかけます。
右手に最後1回だけ指またぎ登場。
ドを弾いた1指(親指)を2指(人差し指)がまたいでシ~
で、3指(中指)でド~~~
No. 28
ト長調初登場!(※『グルリット 初歩者の~』では)
ほぼ27番が移調しただけ。
違うのは、
- 左右が入れ替わってること(今度は左手先行、右手が追いかけ)
- ラスト(左手)が重音になってるとこ
ちょうどバスティンでもト長調に入ったとこだったんでよかった!
しかも、この曲ではちゃんと一個だけ「F♯」の音が出てきます。
(なんか音が変だなと思ったら見落としてたのはヒミツです(*ノェノ))
右手:ソ~ラ~シ~ド~レ~ド~シ~ラ~ソ~ラ~ソ~ファ♯~ソ~~~
最後、また右手に指またぎあるんだけど、3指(中指)がちょっと窮屈w
- 1指でソ
- 2指が1指をまたいでファ♯
- そして3指でソ
なんだけど、「最後の3指ソは、また1指でもいいのよ」と思ってしまうw
まあ、これも黒鍵の間の狭いとこを弾く練習になるのかな??
<反進行系>
No. 29
24番からのまとめ的な感じです。この曲だけほとんど4分音符。
ハ長調とト長調の組み合わせ。
前半は、左手→右手とリレーみたいに交代でハ長調の音階(ド~ソまで)を上がって下がり、
次に、右手で指またぎシ+左手でト長調音階上行(ソラシド)。
そして、左手ト長調下行(レドシラソ)+右手ハ長調上行(シドレミ)の反進行
なんか不思議な響き。
そして言葉では言い表しにくい…(^o^;)
というわけで、簡単だけど、たまに引っかかるこの6曲を
「少していねいにさらって」(p. 5)みましたー。
【同シリーズの記事たち】
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