2015年3月12日木曜日

タランテラとタランチュラ 練習前の予備知識編

「タランテラ」(『バスティン ピアノ レベル2』, p. 31.)の練習に入る前にいろいろ調べてたらかなり長くなったので、2記事に分けることにしました~

今回はその1。下調べ回です。
こういう周辺的な“余計なこと”をいちいち気にしてるからいつまでたっても肝心のピアノの練習が進まないっていうね(;^ω^)



「タランテラ」とは?


ページ下の注釈によると

イタリアのはやいダンス

なんだそうです。
あ~だからこのクモさん、スパゲッティを!なるほど。

スパゲッティを食するクモさん

さらにこうも書かれています。

タランチュラという 毒グモにかまれて気が狂った人は、はげしいダンスをするとなおる という迷信がありました。

ふむ。「タランチュラ」の毒を治すためのダンスが「タランテラ」ということか。

しかし、この迷信…いや、アカンやろそれww 激しく踊ったら毒、治るどころか、全身に回ってますますひどくなるとしか思えないんだけどw というか、そもそもタランチュラの毒って気が狂うものなのか?





タランテラの前にタランチュラって?


タランチュラっていうと、とりあえずデカくて怖い毒グモ!っていうイメージしかないけど、実際どうなんだろ…?

タランチュラ - Wikipedia


どうやら、「タランチュラ」には2種類あるらしいです。

  1. 伝説上の毒グモ
  2. 現実に存在する、「タランチュラ」と呼ばれる種類のクモたち

その他の内容を簡単に箇条書きにまとめてみると、

  • 名前の由来は、南イタリアの都市タラント(ターラント)
  • タラントの毒グモ伝説=噛まれると病気になる。死なないようにするには踊りをおどること。→いろんな音楽が生まれる。
  • タランチュラの毒はそんなに怖くない。
  • 伝承と誤解で、どのクモをタランチュラと呼ぶかがどんどん変わってきた。

といった感じ。



伝説から現実へ


タランチュラの伝承を知るヨーロッパ人が新大陸に渡ってから、恐ろしい姿の大きなクモを見るとタランチュラと呼んだ。当初はアシダカグモ類もその名で呼ばれることがあったようだが、次第にオオツチグモ科のクモなどをタランチュラと呼ぶようになった(ウィキペの上記項目より引用)。

ほう!あの益虫と名高いアシダカ軍曹もタランチュラと呼ばれたことがあったとは!(たしかに見た目コワすぎだからなあww)

で、現在は「オオツチグモ科など」に落ち着いているようです。

オオツチグモ科 - Wikipedia

サスペンス映画などで、…(中略)…人をも殺す猛毒を持っているかのように描かれることが多いが、実際にはタランチュラの毒による死亡例は知られておらず、 そのため血清等も存在しない(オオツチグモ科の項目より引用)。

ああ~、イメージのひとり歩きか…。死なないし、気も狂わないと(まあ、イメージのあまり恐怖にかられてパニックになるってケースはあるかもだけど)。ペットとして飼われてるのもそういうことだったんですね(;´∀`)

イメージって怖いね!





音楽の「タランテラ」について


なんか「タランテラ」って曲、いろんな人が書いてますよね!
お手本演奏探して動画あさってたら、ギロックとかブルクミュラーの「タランテラ」も出てきました。

なんとなく全部雰囲気は似てた気がしましたが、クラシックにはよくあるテーマなのかな?さっきのタランチュラの項目にも「この伝承に触発されて多くの音楽が作られた」ってあったし。

タランテラ - Wikipedia


また簡単にまとめてみると、

  • イタリアはナポリの舞曲…(あれ?ターラントから離れたw)
  • 8分の3拍子または8分の6拍子
  • マンドリンやタンバリンの演奏に合わせて踊られる…(イタリアっぽいな!)
  • テンポ速い。どんどん速くなる。ついて行けなくなる。…(シャトルラン的なww)
  • ショパンやリストもタランテラ書いてる…(そうなのか!?)

というわけで、上記ページの下半分「有名な曲」の節には、クラシックの錚々たる面々とその曲が並んでます!

動画探せるやつは探してサラッと見てみた感じ、速くてかっこいい曲揃いでした!

なるほど~
これでタランチュラとタランテラについて、まあだいたいはわかった(つもりw)





今回は完全に予備知識編でしたw
次回、練習編です!


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